10代の性機能外来の現状

十歳代若者の勃起障害要因は、調査によると次のような要因が勃起障害を招いています。十代の症例数は少なくとも、精神的及び器質的障害があり深刻なケースが多くあることが注目されます。

EDの要因(機能性) 症例
うつ病またうつ状態 9例
精神分裂病 1例
その他の機能性 9例
EDの要因(器質性) 症例
陰茎湾曲 3例
腰椎脱臼 1例
尿道断裂後遺症 1例
持続勃起症後遺症 1例

主な治療:1.勃起障害:カウンセリング、薬物療法 2.陰茎湾曲:陰茎湾曲形成術

3.射精障害:それぞれの問題にあわせた適切な指導とカウンセリング

4.精巣欠損:ホルモン療法、人工精巣移植術など

10代の性機能障害は、受診者は多くないがその背景には心理的に重篤なケースが見られます。バイアグラ処方にあたってはカウンセリングとあわせて、性感染症予防などについての十分な説明を要しますが、親、学校など多方面の連携が必要です。10代のバイアグラ治療は、心身の健康に自信を持たせて将来の生活を支援するものでもあります。

症例:心因性勃起障害のケース

18歳男性学生。16歳より勃起が持続せず。この頃、学校でいじまられ生活が荒れていた。ほかの診療機関で検査を受け、陰茎海綿体注射でストで血管系に問題がなかったが、未成年のためバイアグラの処方は断られた。その後、患者家族の友人医師より当センターを紹介され受診する。勃起機能アンケートで三ヶ月間に性交の試み三回で一度も挿入できずも、最大勃起角度は90度と良好。その他の検査は正常で心因性勃起障害と診断された。心理テストではノイローゼ傾向、うつ傾向、不安傾向、希望がないなどであった。喫煙、飲酒習慣があり、コンドームを使用する習慣はなかった。両者の希望もあり性感染症や妊娠の危険性について十分説明し、パートナーとの性交時には、最初からコンドームを使用すると言う確認書を書いてもらいバイアグラを処方。マスターべーション時の勃起は改善したが、性交時には挿入できず。母親が来院し再度処方したが以後来院していない。